- 2002年 7月 -

日付の順番を変えてみることにしました・・・


◆ 7月 1日(月)

   人類の叡智を感じた日である。毎日一回顔を合わせることが日課となっていた親友ゴキブリ君と面会すること無く一日が過ぎた。昨日からホウ酸ダンゴを置いたためである。食べたゴキブリも死ぬし、食べたゴキブリの糞から出される成分で他のゴキブリも死ぬというやつである。初めはゴキブリホイホイでそれなりの成果を上げていたのだが、最近では全く捕まらなくなったこともあり、新兵器を投入することにした。
   最初は眉唾ものだったけど、他に代わる手段がある訳でもなかったので仕方なく購入。値段は398円したが、これで目障りなゴキブリがいなくなれば安いものである。部屋に帰ってから早速設置する。奴等の出現ポイントはもう分かっている。もう二度と出てこないように一箱全てを投入。本来ならば私の住んでいるところで半分あれば十分過ぎる量である。部屋の小汚さから考えると十分量なのかも知れないが・・・

   それで本当に一匹たりとも出てこなくなるところがすごい。まさかこんなに効き目のある物だったとは。でも奴等のことだ。しばらく経つとまた出現するだろう。だがしばしの間、ゴキブリのいない世界を堪能しよう。


◆ 7月 2日(火)

   蒸し暑い一日である。雨上がりなこともあって湿度が高いなんていうどころではなく、息苦しい程の湿気である。ただいるだけでもベタついてきて気持ち悪い。特にクーラーの無い私の部屋は最悪である。いちおう窓を開けきって扇風機で強制的に空気の流れを作ってはいるが、不快感この上なし。気温は30℃とか言ってたけど、あまりの湿気に35℃はあるように感じる。山形にて温度・湿度共に高い夏は体験していて耐性も出来てきているけど、今日の不快な暑さは耐えられない。やはりクーラーは必需品だなあ。今週末にはクーラー購入を前向きに検討することにしよう。


◆ 7月 3日(水)

   「最終兵器彼女」がアニメで今週から始まる。「いいひと。」で知られる高橋しん原作の同名の漫画がアニメになって今日から放送。でも時間はもう夜の2時過ぎ。気質の人間ならとうに就寝する時間である。私は一体何をしているんだろう? と普通の人間らしいことを思ってみる。実は大して眠くも無い目をこすりながらテレビに剋目する。・・・? こんな話だったかな? 原作はスピリッツにて最初の方だけ少しながら見ていたのだが・・・? アニメを見て何故かボケ症状を痛感させられた瞬間である。

   さらに「ちょびっツ」まで見てしまう。どうやらこの辺では水曜日の夜中にはアニメが集中しているみたいだ(他局では「.hack」、「天使な小生意気」やってた)。ちなみに時間はもう夜の2時半過ぎ。ヤクザな人間すら就寝しそうな時間である。この原作は、「魔法騎士レイアース」や「カードキャプターさくら」で有名なCLAMP。私はCLAMPの作品はどれも一度たりとも見たことはない。ただ「最終兵器彼女」の後に始まったので何となく見てしまった程度。といいながら、真面目に見ている自分がいたりするのだが・・・
   さて今回の話「ちぃ 遊ぶ」なのだが、この結末は何だか納得がいかない。まずこの物語に登場するちぃは主人公が拾ってきた女の子の形したパソコンである。そして今回は主人公がちぃと一緒にネットゲームする話なのだが、ちぃがラスボス級の敵を一瞬にして消し去ったことで、「スパーコンピュータ並の処理能力があるかもしれない」と結論づけている。ちょっと待て。それっておかしくないかい?
   まずあの状況を判断するに、ログインしたときちぃとサーバとの処理系統の違いによりハングしたのが最初の現象と考える。次にボスとの戦闘時には、何らかのバグでちぃが管理人もしくはスーパーユーザとしての権限を持ち、ボスのデータを消去したのだろう。とすると処理速度とは関係はまず無さそうである。でもアレをパソコンと言っている自体、処理系統が違うとか屁理屈こねられればそれまでなのだが・・・。まあこれ以上クレームをつけるとファンの方から何をされるのか分からない。文句を言うのもここまでにすることにしよう。

   ところで、今この文章を考えている時刻は朝4時。こんな時間まで一体何をやっているんでしょうねえ?


◆ 7月 5日(金)

   サターン版LUNARのシルバースターストーリーを開始する。このゲームはメガCDで以前にもやったことがあり、ストーリーも大まかには憶えている。メガCD版ではあまりにも簡単すぎて、非常にもの足りなかったなあ。PRGも難易度が低すぎると戦闘が非常にタルく、ただのアドベンチャーゲームと化してしまう。逆に高すぎてもユーザにクソゲー扱いされるので、開発者は難易度のバランスに非常に頭を悩ませるはずである。先にメガCDで発売されているLUNAR2で難易度のバランスは十分取れていたともあり、サターン版ではその点は十分に改善されているだろう。

   ストーリーはドラゴンマスター・ダインに憧れる主人公アレスが、そのドラゴンマスターになるべくして旅に出る。そして・・・、という話である。今日は白竜のウ・・ならぬダイヤを売るべく、カタリナ大陸最大の都市メリビアまで到着。
   行く町の先々では、道行く人に声をかける度、「ドラゴンマスターになりたくて旅をしているのか。えらいなあ」みたいな会話が多い。でも「○○みたいな人になりたいから、おら東京さ出るだ」と言う人間がいたら、普通は「やめとけ」と言われるのがオチである。特にアレス君の夢ときたら要は「冒険がしたい」である。余程冒険者としての技術が無い限り、褒められるどころか「いい若者が何やってるんだ?」と言われること間違いなし。それに冒険して人類未踏の地に行ったとして、それが誰かの役に立つかというと・・・・? である。しかも普通のRPGではザコを倒すと金を落としていくけど、現実では野山にいる獣を倒しても金を持っていることなんてまず無い。金銭の収入の見込みなどまず無く、収入面で恵まれている職業とも思えない。とても人に褒めてもらえる職業ではないだろう。普通ならば彼らの「冒険の旅に出る」という無茶な行動を止めようとするに違いない。
   にも関わらず多くの人々が皆気持ちよく主人公らを応援してくれる。ルナの世界の人々は非常に寛大な心を持つ人が多いのだろう。実に素晴らしい世界である。私の両親も少しは見習って欲しいものだ。とはいえアレス君より??歳も年上で無収入だからなあ。どんな世界でも怒られるだろうなあ。


◆ 7月 6日(土)

   先日のアニメ「ちょびっツ」にて、あの展開が非常に気になっていたので調査してみることにした。やはり一度気になったことはきちんと調べないとね。まず古本屋で原作を読み耽る。公式サイトも一通り眺てみる。ところで古本屋からの帰り道、バックが少し重くなり、漱石君が2人何処かへか旅立ってしまった気がするが・・・。気のせいでしょう!

   調査した結果どうやらあの話はアニメ版オリジナルの話だったようだ。というか、全般的にアニメ版では原作とは似て非なるものとした、独立したストーリーを展開しているような感がある。原作から見たら矛盾だらけの展開なのだが、もしかしたらアニメ版では筋の通った話になっているかも知れない? (たぶんそんな訳ないと思ってるけど)だから前の話を見ていない限り文句を言う資格が無いのかも知れない。という訳で出来る限り肯定的にあの話を考えてみることにした。

   ちぃは他のパソコンと繋いだ途端にプロテクトがかかり、相手のパソコンのデータ等を破壊する。ネットゲームする場合、当然サーバは相手のパソコンの機種等のデータを確認するはずであり、サーバを攻撃するのでゲームすることなんてとても出来ない(その事実は稔や新保はうっかり忘れていたのだろう)。でもちぃには「秀樹と一緒にゲームする」という至上命令が課せられているので、一旦プロテクトプログラムは停止させる。しかしながら、この時点でまだログイン出来ていない。このままでは「一緒にゲームする」という目的は達成されない。そこでネットゲームのサーバに、ゲームのユーザとしてではなく、普通にアクセス & パスワード解析でログインを試みる。なんとかログイン出来た後、手っ取り早く秀樹を見つけるためにゲームのデータファイル及びプログラムの解析(この瞬間が「秀樹の声が聞こえた気がした」現象?)。そして一番最後の場面でやっと秀樹を見つける。この時にはボスのデータは解析済みだったので、一瞬で消し去る。この経緯の一部始終を知った稔は「ちぃさんの処理能力はスパコン並」と推測するのである。

   ・・・なんか結構苦しいな、この理論。


◆ 7月 7日(日)

   7/6の日記がまだ推敲中だったにも関わらず、FTPで転送してしまっていたようである。不覚である。この日記を見ている時点では修正されているが、以前の文章は忘れて貰いたい。まあ少なくとも、私はとっくに忘れているし、毎日この日記をチェックしているヒマな人がいればの話であるが。

   「利家とまつ」でイマイチだった「本能寺の変」にショックを受け、次回予告も見ずにLUNARを再開。ドラマの途中から見るに堪えない気分になり酒も飲んでいたので、何処へ行ったらよいのか一瞬で忘れること多く、よく迷う。今日は魔法都市ヴェーンまで辿り着く。この町、魔法の素質のある者しか入れないらしく、入るのにテストが行われる。そのテストで魔法を殆ど使用しないで合格したような気がするが、酔っ払っていて魔法使ったことも忘れたためだろう、たぶん。そしてヴェーンでは四英雄の一人とされるガレオンに出会う。気のせいでもなく彼の顔色は非常に悪い。きっと昼はヴェーンの宰相、夜は魔法皇帝の二足のわらじを履いているため、ご多忙で疲れているに違いない。ラスボスとはいえ、「おだいじに」と言ってあげたい程である。他の奴等があまりにも不甲斐なさ過ぎなんだろうな。だから後にヴェーンは潰れそうになるんだ。納得。


◆ 7月 8日(月)

   アツイ・・・。寝れない。台風の影響もあって梅雨前線が北上。そのため気温も上昇。夏到来という感じである。ここ数日雨降りの天候もあって、湿度も高し。まさにぬるま湯に浸かっている感覚である。

   やはり無理してでもエアコン買うべきだったか。「もっと安い店があるはず!」と、他店へも見に行ったのが失敗の始まりだった。電気屋に向かうはずが何故か古本屋やスーパーに入ってしまい、気が付いたらエアコン代が目減りしてしまった。もうこの金額ではエアコンは買えない。結局エアコンは、延長コード・漫画・服・野菜に変わってしまう。ご存知の通り、これらの物で涼しくなることは決して無い。

   露と落ち露と消えにしエアコン代 涼しき夏も夢のまた夢


◆ 7月 9日(火)

   おそらく私に相応しくない場所の一つ、料亭。お偉い先生がやって来たこともあり、夜は料亭にてお食事である。アロハシャツ・半ズボン・サンダルと、むしろ海の家にでも行くような格好で進入。入口で止められる事も無く、至って普通に通される。でも本当にノーリアクションだったのが、逆に気になるなあ。

   料理はいつも口にしないものばかりが並べられる。うむ、旨い。でも普段から口にしてないだけに、旨いことは確かなんだけど、どの位旨いものなのかが全く分からない。我ながら勿体無い気分に浸る。酒も初めこそビールだったけど、鰻の蒲焼が出た辺りから日本酒を頼む。頼んだ日本酒は「〆張鶴」。新潟の酒で辛口ですっきりとした味わいである。他に日本酒を飲む人もいなかったこともあり、ほぼ独占状態で飲みまくる。
   全て飲んで非常にまったりしたところで、突然私の研究のことを聞かれる。非常にあせった。あせり過ぎて何を言ったのか、あまり憶えてない。聞くのは構わないんだけど、まだ酔っていないうちに聞いてくださいよ。あせるじゃないですか。


◆ 7月10日(水)

   今日もまた懲りずに「最終兵器彼女」&「ちょびっツ」を見ため、夜遅くに起きている。でも今日は番組が始まる直前まで寝ているし、明日睡眠不足で悩まされることは無いだろう。非の打ち所の無い完璧な作戦である。
   ・・・番組終了。今日の話はこれといったことも無かったので、日記のネタにはならないなあ。時間は午前3時。さて、寝るか・・・・・・・・・・? 寝れない。ダメだすっかり目が覚めてしまったようで、全く寝れなくなってしまった。そういえば先週も番組見た後も4時過ぎまで起きてたし、ましてや一旦寝てスッキリしてしまってからだと尚更寝れない。私の「完璧」な作戦も、たった1時間で穴が見つかる。また明日は寝不足になるなあ・・・


◆ 7月11日(木)

   何日かぶりにLUNARを開始する。今日は「ドラゴンマスター」に会いに行くところ。「ご多忙」ガレオン君に依頼されたのだが、情報を聞くに何だか胡散臭い。OKしないとゲームも進行しないので行くことにしたけど、実は面倒くさい仕事を押し付けられただけ?
   結局ドラゴンマスターも偽者。それで、この偽者を懲らしめて村を救ったけど村人は魚一匹もくれないし、ジェシカには癒しの指輪持って何処かへ行っちゃうし、ヴェーンに帰って報告したら捕まってしまうし・・・。散々である。


◆ 7月12日(金)

   散々な目に遭わされたにも関わらず、またしてもガレオン君に用事を頼まれる。「嫌なこった」と言いたいところであるが、やっぱりゲームが進行しないのでしぶしぶ引き受けることにする。

   彼の依頼通りホンメル島にいる白竜のところまで連れて行った途端、ガレオン君豹変。魔法皇帝を名乗り、ルーナおよびルーナに預けていた星くずの光×3を持っていかれる。全く奴に関わるとロクなことが無い。
   ところで白竜の前で突然変身したガレオン君であるが、あの恥ずかしい兜と鎧をどこに隠し持っていたのであろうか? あれだけかさばる物を誰にも見つからず持ち歩くのは、非常に困難な気がするのだが??


◆ 7月13日(土)

   LUNARも話が一気に進み今やもう赤竜に会ったところ。今日は実験もほとんど無かったのだけど、外は台風の影響もあり雨降り模様(厳密には一日中降りそうで降らなかった)。結局どこか出かけようにも出かけられず、部屋で悶々とゲーム。どうせ晴れててもゲームしたんだろう? という声が聞こえてきそうではあるが。でもそれによってゲームも酒もすごく進んだ。

   魔法皇帝と名乗って恥ずかしいコスプレしてるガレオン君の暴走を止めるため、超越した力を備えたドラゴンマスターになるべく竜たちに会いに行く。実際には赤竜に会うまで紆余曲折あり、かなり長い時間を費やしたけど、ここで書いても今以上に面白くなくなるので割愛させて頂く。さて、くたばりそうな赤竜に会って、なんとか赤竜の力と盾を貰う。でもこの盾、CGで描かれているのを見ると非常に薄っぺらい。こんな紙みたいな盾を戦闘で使っても大丈夫なのか? 赤竜の力が宿っているらしいので、薄くて頑丈・軽く・動きやすく・モレずに夜も安心?? なのかも知れないけど。


◆ 7月14日(日)

   新メニュー、ゴーヤチャンプルーに挑戦。新聞に書いてあるレシピを見て、これなら材料もさほど必要ではなく簡単に出来そうだったので作ってみることにした。もしかしたら知らない人もいるかもしれないので書いておくけど、ゴーヤチャンプルーは沖縄の料理で、「ゴーヤ」とは「にがうり」のことである。

   材料はにがうり(1本)、豆腐(1丁)、卵(1個)。豆腐と卵は既に冷蔵庫にあったので、にがうりを買うだけでOKであった。まずごま油の代わりにサラダ油ですりゴマを軽く炒める。水分を取った豆腐を適当な大きさに切って焦げ目が出来るまで炒める。その後薄切りにしたにがうりを炒める。塩を軽く振った後にとき卵を入れて混ぜ合わせれば完成。

   さて味の方は・・・・・・???
   何というか、にがうりの個性が強いというか・・・。簡単に言うと「不味い」ということなんだけど、どこか調理法を間違った味がする。間違いと言っても、にがうりくらいしか間違いそうも無いのだが・・・。もしかして、にがうり炒める前に何か手を加える必要があったのではないだろうか?


◆ 7月15日(月)

   研究所からの帰り道。まだ夜遅くという程ではないが十分暗くなっている時間。帰ろうとして自転車を取り出し、スタンドを外す・・・・・チャリン。妙に軽い手ごたえだったのと金属音。暗闇で良く見えなかったが、スタンドが壊れたことは分かった。辺りが良く見えなかったため、落ちた部品もどこへ行ったのやら全く分からない。結局金属の棒一本だけが見つかっただけ。これだけでは直そうとしても無理がある。

   しかたなくスタンドの無い自転車に乗ってコンビニへ行く。条件反射的にやってしまったスタンドを立てる行為に我ながら苦笑。自転車を何とか立てて置こうとするも、いい場所が見つからない。仕方なく横に倒して置いてきたが、皆から不信の目で見られる上に、非常に邪魔である。たかがスタンド、されどスタンド。スタンドが無いと結構不便なんだなあ。


◆ 7月16日(火)

   LUNARにて。赤竜に会った後、青竜・黒竜に会う。やっと四竜の力を得てドラゴンマスターに変身するアレス君。最強と呼ばれる四竜の魔法の力を得ることになったのだが・・・どれも使い勝手が悪いんですけど? ただでさえ最大MP値の少ないアレス君にMP消費量の多い竜の魔法はおいそれと使用できない。比較的MP消費量の少ない黒竜の魔法は「ザコ敵を全滅させるが、経験値・金は手に入らない」というもの。結局今まで通り剣技に頼る一方であり、わざわざ竜の力を得るために貴重な時間を割く必要があったのだろうか? レイクに「ドラゴンマスターは姿形や力だけではない」と諭されたけど、絶対騙されてるよなあ。


◆ 7月18日(木)

   LUNARにて。飛行船を入手して辺境の地へ行く。この世界での辺境とは女神アルテナの力が及ばない荒れ果てた土地であり、アルテナによって追い出された魔族が住む地域である。そこへ辿り着いた瞬間、動画が出る。荒れた大地に無意味にピカピカと光輝く城・・・どこかでか見憶えのある図である。さらに近くの集落に入ると、強制労働させられてる魔族達が! ここで「暗〜い! 天帝様がお怒りじゃ〜っ!!」と千葉繁ばりの声で叫ぶ奴がいたら完璧だったが、残念ながらそこまでは無かった。さすがに某E社から出されたRPGの第6作目の「嘆きの町」のようにはいかなかったようである。


◆ 7月19日(金)

   金曜の夜はいつもコミックバンチを読みながら酒を飲む。コミックバンチは去年から発売された漫画雑誌で、週刊少年ジャンプで有名になった原哲夫・北条司・次原隆二らが執筆している。でも「蒼天の拳」も「エンジェル・ハート」も内容は今一つな感じだし、マガジンやサンデーと比較するとかなり読み応えに欠ける。ジャンプを買うよりはまし、といったところだろうか?

   それで今週の「蒼天の拳」で、ギーズ大佐が「ドイツは世界一の空軍力を持つ」といい「ヨーロッパはドイツに支配されるだろう」といった台詞がある。ここの場面、ちょっとおかしいのでは? まず蒼天の拳は1930年代の話である。ドイツが「再軍備」した1935年位には、ヒトラーはドイツの空軍力について各国へ大げさに語っている事実はある。実際には1936年のスペイン内戦の時にソ連機に苦戦するなど対した程では無かったのだが、当時はドイツの爆撃に対して非常に恐れられていた。しかし当時のドイツの周りは殆ど敵国である。何処かへ攻めようとしても忽ち挟撃される。またギーズ大佐の母国フランスにドイツが攻めてきたとしても、フランスが大枚をはたいて建設したマジノ要塞もある。当時の世界の国のほとんどはまさかドイツにフランスが落とされるなんて考えてもいなかったのである。

   もしヨーロッパがドイツに支配されることを警鐘する者がいるとするならば、かなり各国の事情に精通している者であろう。きっとギーズ大佐の知り合いもそのような者なのだろう。そのような者の声が無視されたからこそ、フランスはドイツに敗れたのだ。と、解釈すれば話は通じるかな?


◆ 7月20日(土)

   LUNARも今日で最後の戦いである。魔道都市アルテナに入ってセーブしたら抜け出せなくなり、準備も無しに戦闘させられるという非常事態に陥ったものの、敵の落とすアイテムで補給しながら何とか突き進む。ラスボス、ガレオンとの戦いでは全ての回復アイテム、MPを使い切るという程の消耗戦。あと1ターンあったら確実に負けていただろう。ボロボロになりながらのエンディングである。本当によくやったという気分で一杯である。

   そしてルーナとの再会。画面が切り替わり動画が始まる。・・・妙に動画のコマ送りがきごちないなあ。なんだか嫌な予感がする。2つ目の動画が始まり、その予感が的中する。荒れた大地に緑が蘇る場面、映像が徐々に遅くなり、ついにフリーズ!(泣)。

   どうやら私のサターンもガレオンに同情し、アルテナが人間に転生することを認めたくなかったようである。サターンにまで影響を及ぼすとは! ガレオン恐るべし。


◆ 7月21日(日)

   LUNARのシルバースターストーリーも、どうやってもあの場面で止まってしまう。ここはもうエンディングを見た気分に浸るとしよう。それで次のゲームを開始。次に選んだのはLUNAR2・・・と真直ぐ行かずに、魔法学園LUNAR。これもLUNARシリーズの作品で、一応LUNARの世界の話は少々出てくるけど、ほとんど別物と考えてよい。LUNARのシステムを簡易化したような作品である。ゲームの雰囲気から察するに、女性ユーザー向けの作品なのかも知れない。

   いつもながら説明書も読まずにゲームを開始する。いきなり謎のジジイに魔法学園に半強制連行され、ひょっ○りひょ○たん島みたいな所で魔法の修行をさせられる。そして魔法の師匠は自分で探せと言われ、まず師匠探しする。師匠の選択でゲーム進行の良し悪しが決まると思い、慎重に師匠を選んで尋ねて回る・・・。
・・結局どこも断られて化粧魔法を使う先生の下しか行くところが無い。これは話の流れで決まっている出来事だったのだ。私が一番行きたくなかったところなんですけど・・・


◆ 7月22日(月)

   テレビを何となくつけて見てたら「ゆとり教育」について討論してた。今年の4月から「ゆとり教育」が始まってたらしく、それについて「訳分からん」という感じで話が進んでいた。そりゃそうだろう。だって「ゆとり」って一言に言うことは出来るけど、実に抽象的な概念である。それに「ゆとり」って何だ? と聞かれたりしたら、何と言っていいのか非常に困る。それを教育方針として掲げた文部科学省はとても思い切ったことをするものだ。

   それよりも気になることは、「基礎学力」が低下することを「心配」する人の声が多いということだ。「基礎学力」を身につけさせるため塾に通わせて、より「ゆとり」が無くなっているといった、本末転倒な結末になっている状況が多いとか。確かに昔と比べれば、今の人達は学力が低下しているだろう。昔は物も無く、勉強していい所へ就職しないと食べるに困る時代には、それはもう必死で勉強したであろう。しかし今や先人達の努力の甲斐あり恵まれた時代になった。勉強しなくても、食べるに困るなんてことも無い。もはや戦後ではない。「基礎学力」をつける意味が少しずつ失われているのだ。基礎学力について、どうあるべきか考えなくてはならない時期が来たのだ。「ゆとり教育」の基本的な方針は、子供達に何のために勉強するのかを考えることだと自分は考える。それなのに子供に塾に入れてでも無理矢理勉強させて、成績に一喜一憂している親がいるのは考えものである。単に「自分の息子は○○に入った」と自慢したいのか? と勘ぐりたくなる。

   文部科学省も訳分からないこと言ってたけど、もっと訳の分からないのは世の中の親達だなと思ってしまった。教育改革で最も変わらなくてはいけないのは我々一人一人の意識なのだろうか?


◆ 7月24日(水)

   本日の最高気温36℃。もう体温とほぼ同じ暑さである。ここの暑さは湿度が高くて体感温度では+2, 3℃はある気がする。かなり暑くはあるけど、外を出歩くことも嫌という程でもない。というか山形の暑さとそう変わらない気がする。まあ、あそこは日本の観測史上最高気温を出した場所であり、九州から来た人すら暑さで悲鳴を上げる程である。実家の宮城に居た頃は30℃で活動停止してたけど、どうやら山形で暑さに対する抵抗が出来たようである。

   但しここと山形の違うところは、夜も30℃超えているのである。いつまでたっても温度が下がらない。扇風機をつけていても、汗が滞りなく流れ出る。本当に寝れない。やっと気温が下がってそれなりに寝れそうにと思った時間は、朝の5時。もう日が出始めている。そしてその日の光で部屋がまた温められて、7時にはもう暑くて起こされる・・・

   朝、研究所に到着して椅子に座った瞬間から眠気に襲われる。今日の天気予報によると最高気温は35℃とか。今晩も寝れなくなりそうだ。


◆ 7月26日(金)

   魔法学園LUNARでしぶしぶながら弟子入りした化粧魔法の先生の家が崩壊。これなんと自分達がやっちゃったんだけど、これで奴のもとから去ることが可能になった。奴は魔法一つしか教えてくれなかったし、弟子を裸にさせるセクハラ師匠だったし。家が崩壊した程度で済んで良かったと思って欲しい。


◆ 7月27日(土)

   久しぶりに名古屋で出かける。今日の予想最高気温は34℃でメチャメチャ暑いんだけど、部屋に居るよりはマシである。今日は名古屋の鶴舞図書館(名古屋の一番でかい図書館)で慶次郎関連の本を探し、ゲームを買って帰るという計画である。図書館では本があればラッキーという程度であり、本当の目的はゲームの購入である。

   図書館はJR鶴舞駅で降りて南へすぐの場所にある。そこで本の探索である。最近図書館には検索用の端末があり、本の場所も教えてくれる。本探しに時間がほとんどかからない。慶次郎関連の本を幾つか検索・・・・・おっ、見つかった。さすがに史料とかは無く小説のみではあったが、その小説も絶版のものだったので思わぬ収穫である。中を少し読んでみる・・・うーむ、あとがきとか総説が無いなあ。小説はさすがに中身を全てweb上に載せる訳にもいかないので、あとがき等を載せている。それらが無いとなると手の打ちようが無い。結局内容をあらかた読んだだけで図書館を後にする。

   さて今回のメイン、ゲーム探索のため大須まで出向く。36℃の炎天下の中、ゲームを探しに徘徊するが・・・収穫0。サターンやメガドラのゲームはあったんだけど、500円以下の安価なゲームがほとんど無い。もしかして、密かにクソゲー購入しまくっている人が他にもいるのか? 名古屋ならそういう人間の一人や二人いてもおかしくないだろう。軽く日焼けするほど歩きまくったけど、何の収穫も無く手ぶらで帰る。うーむ、今日ってもしかして電車賃分だけ損しただけだったのか??


◆ 7月28日(日)

   魔法学園LUNARにて。難破船の中で迷いまくる。いや正確には次に進むためのフラグがどうしても立たない。実は昨日の段階で難破船へ来ていた。鏡から幽霊が現れるものの1ターンで撃沈。でも「いったん戻ろうよ」と皆さん弱気になったみたいなので、一旦キャンプ地まで撤収。魔法を教えてもらい、再度難破船に突撃したところでセーブしたのだが・・・。たぶんそのまま進んでいたら発生するはずの日記帳を読むイベントが発生しない。もしかして、これってハマり?

   なんとか先に進もうとウロウロするが、エンカウント率の高さにイライラ。しかも1ポイントのダメージしか受けない敵から逃げることもままならぬ。それでも頑張って地道に敵を倒しながら探索したけれど、堪えきれなくなってコントローラーを壁に投げつけ終了。

   今まではこのゲームの文句を控えていたけど今日は言わせてもらう! だいたいこのゲームの気軽なRPGという趣旨で作られたんだろうけど、エンカウント率高い上に、敵からも逃げれらないので、ひたすら戦闘し続けるゲームになっているぞ! しかも戦闘は本当に単調作業である。それに加えてヒントの少なさ。「海岸へ行け」と言われても、どこかにか地図がある訳でも無いので当然ながら迷ってしまう。そこへ敵がウゾウゾ出現!! もうストレス溜まりまくり。二度とやるか! こんなゲーム!!


◆ 7月30日(火)

   火曜日はマガジンとサンデーの日である。ビール腹をさらに成長させるかのようにビールをガブ飲みしながら読み耽る。しばらく読んでいくうち、「哲也」で鳴いているのにリーチしているという不思議な場面に出くわす。あー、これはヤバイ。たぶん苦情殺到しているだろう。

   本当のところ戦後間もない頃の麻雀にはリーチどころかドラすら無くルールも場所によってバラバラなのだ。しかしこの漫画では今のルール、しかも何でもアリなルールでやってる。まあリアルに昔のルールでやってたら読者がついて来れないだろう。でも今も昔も鳴いてリーチをかけられるなんて聞いたことがない。
   そもそも昔の麻雀は鳴いても面前でも点数は一緒だったので、鳴いた方が断然有利だった。そこで面前に付加価値をつけるため考えられた手法の一つが、リーチである(ちなみに面前ロンで30符なのは、面前に付加価値をつける過程での名残とも言われている)。だから鳴くとリーチができないのである。地方ルールで採用されている所ってのもまず無いんじゃないかな?

   「哲也」も以前にも間違いがあって、そのときは単行本にするときなんとか修正されていたけど、今回も修正されるのだろうか? 話の流れからしてもかなり難しい感じだが。


◆ 7月31日(水)

   今日も暑い一日だった。名古屋の方では最高気温が37℃とか。ここ数日は晴れ間が続いて、朝になっても熱が下がらない。

   そんな暑い日には、熱い食べ物を! と思って昨日麻婆豆腐を作った。今日帰ってからその麻婆豆腐を食そうとして鍋のフタを開けた。・・・・白い。真っ赤な麻婆豆腐を作ったはずなのに、一面真っ白になっている。この白い物体の正体はカビである。
   私の作る麻婆豆腐はかなり辛く作る。市販品の辛口とは比較の対象にならない。そのため山形に居た頃では夏の暑い日でも、朝夕食べる時に火をかけていれば3日は持つ。それなのにカビが生えてしまったのである。しかもポツポツと生えた訳ではない。一面真っ白になる程生えていたのだ。ここ数日の暑さもあるだろうが、何という生命力だろう!

   泣く泣く麻婆豆腐を処分し、鍋の乾熱滅菌処理も行う。さて、何よりの問題はおかずが無くなってしまったことにある。もう2日は持つと思っていたので、他の食べ物は無い。あえて言えばビールだけはあるのだが・・・・。困った・・・


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