- 2002年 9月 -


◆ 9月 1日(日)

   むう、暑い! また暑さがぶり返してきやがった。暑さも少しは収まってきたものの、それでも最低気温25℃のいわゆる「酷暑日」。夜の10時を過ぎても30℃を下らない、とろけるような暑さである。岡崎の暑さは本当に凄まじく、豆板醤やタバスコすら腐らせるという異常さである。特に豆板醤は1kgのうち半分しか使ってなかったのに・・・(泣)。

   最近は「ヒートアイランド現象」というのをよく聞く。都市部が異様な暑さに見舞われるという現象ですな。ちょっと外れると田んぼや畑の見える岡崎が都市部かどうか問われるところであるが、少なくとも実家の辺りから比べれば超・大都会である。最近、環境問題とやらが五月蝿く言い出されてから引用されるようになってきた言葉である。

   車を使わず、冷房を使わず、電気をも使わず、ついでにアスファルトも引っ剥がして、木を多く植えれば、だいぶ涼しくもなるんだけれど、そんな前近代的な生活には誰もが戻りたくもないというのが現状。他人が多少不幸になろうとも、自分の利便さを求めるこのご時世。小中学校に冷房が入るのを反対しつつも自分は冷房の中にいる状態では、何時まで経っても問題は収まりませんな。環境破壊はエスカレートする一方だろうけど、少なくとも私の部屋まで暑くして欲しくはないですな。30℃を下ることのない部屋に居ながらも冷房を入れていないという、とってもとっても地球に優しい私は本来なら優遇されるべきである!!

   え、でも真夜中にゲームしてて原子力発電の電力を使っていないかって? な、なにを・・・いや、あれは決してそんなつもりで・・・ははははは(汗)。


◆ 9月 8日(日)

   不思議な夢を見た。夢の途中、突然怪我をして病院に運ばれる。起きたら体から何本も管が出ていて、本当に死ぬかと思うほど苦しい。ちなみに私の夢はかなりリアルだ。夢かどうか確認するため頬をつねってみても、本当に痛い。過去に腕を斬られたり、銃で打ち抜かれた夢を幾度か見たけど、洒落にならないほど痛い! その後、生暖かい血の流れる感覚があり、徐々に意識も薄れ、最後には気持ちよくなってきて死ぬ。まるで何度か死んだことでもあるかのようにリアルである。そして今回の夢も、本当に死んでしまうかと思える程苦しんでいるのである。

   もはやこれまでと思い遺書を書こうとした。でも手が震えて字が書けない。仕方なく声を出してみても、自分でも声になっているのかどうか分からないほど。とりあえず何か伝えることは出来たことを確認して、意識を失う・・・

   でも夢って理不尽なことに、夢の中で次の日に起きたらピンピンしてたりするんだよなあ(なぜか管はつけたままだったけど)。はしゃいでいて管から血が逆流したりしてたけど、それでも気力充実、元気満々だった! あの夢は一体何だったのだろうか? 本当に理解に苦しむ。


◆ 9月12日(木)

   RI初体験の日である。以前の日記にも説明したけど、RIとは放射性同位元素のこと。まあつまり放射線を出す物質を使って実験している訳である。RIと言ってもこの分野でよく使うのは32Pで1cmのアクリル板で放射線も遮蔽されるもの。でも間違って皮膚にでも付いてしまったら危険である。十分注意して取り扱う必要がある。

   RI室に入ると、いつもとは違った空気が流れている。放射性物質が外へ流れ出ないため室内の気圧は低くなっているが、それだけではない緊迫したものを感じる。今回行う実験はハイブリのプローブ作り。誰もがやっている実験である。しかも先生もついているので、そうそうおかしなことをしでかさない限り被爆や汚染させる危険性はないだろう。

   小さめの茶筒くらいの大きさの、ずしりと重い32PでラベリングされたdCTPの容器を受け取る。実はこの中にはたったの25μlの液体しか入っていない。鉛などで厳重に放射線を遮蔽しているのだ。実験台にこの茶筒を置く。目の前にアクリル板を置き、そろりとフタを開ける。この時点で放射線を測る装置が、ピーピーうるさく鳴り出す! ひ、ひぃぃっ。フタを開けただけでビビりだす。恐いよぉ。もう止めようよぉぅ(泣)。

   なんとか無事に(?)実験終了。部屋中の汚染の検査もし、自分の体にも放射性物質がついていないことを確認。しかし長時間の恐怖感と緊張状態で疲労困憊。つ、疲れた・・・。こんな疲れる実験、もう二度とやりたくないなあ。


◆ 9月13日(金)

   最近は原発でのトラブル隠蔽が騒がれている。今や大量の電力が消耗され、今ある原発もフル稼働しても追いつかない程。本来電気を使えば使うほど喜ぶはずの電力会社すら電気の節約を訴えている。こんな状況で機材にヒビが入っても安全である限りでは原発を止めることはできない。「原発を止めて市民生活に支障をきたす」ことで非難されることより、「機材にヒビが入っていたけど動かしていた」ことを選択したのだろう。内部告発さえ無ければ非難されることも無かったし、市民の生活水準も保たれるのだから・・・

   先日実際にRIを使って色々と考えるところがあった。放射性物質の取り扱いは非常に恐ろしい。だが特に原発などは厳重に厳重に安全性が確保されており、きちんとやってる分には被爆したり汚染が広がったりすることはない。だが所詮は人間のやってること。何十年もの間事故が全く起らないなんてあるだろうか? ならば初めから原発なんて無くせば危険も無くなるのだが、それはそれで日常生活に支障をきたすことになる。今の生活の半分の電力も使わず生活するできる人はどれだけいるだろうか?

   いま消費電力を減らすように呼びかけているが、それでも消費電力は増える一方だ。今のままではでは益々原発は増える一方だろう。今は少なくとも私が生きている間、自分の身の回りで事故が起らないことを祈るのみである。


◆ 9月14日(土)

   3連休の初日。特に何かする当ても無い私は、朝から掃除・洗濯・食料買出しして研究所に向かう、土曜のルーチンワークを行うのみである。この日は研究所でちょっとあったのだけど、ここへ書くと要らぬ騒ぎになりかねないので止めておくことにした。というか既にその日記を書いてしまって、これで今日の日記を2回書いてしまったことになる。おかげでなんだか疲れた。

   さてと話題を変えて、久しぶりにゲームのネタで日記でも書くか。今日は「悠久幻想曲 2nd Album」を始める。悠久シリーズの第2作目で、前作の直後くらいからの話である。そして前作で脇役だったキャラクターがメインで登場する。あの憎きアルベルトまでもメインキャラなのが腹の立つところではあるが、今回の主人公も彼と同じく自警団の一員。ここは一つ大人しくしてやらねば。

   今回選択したキャラクターは、トリーシャ、セリーヌ、ルー。今回の作戦名は「トリーシャラブラブ大作戦」。トリーシャとラブラブになるのが今回の最優先課題だ。第三部隊の復興なんて二の次。前作でもそうだったけど、メインキャラクターたちとちちくり合うついでに第三部隊も復興するに違いない。特にトリーシャは前作主人公も何処かへと消えてしまい(たぶんシーラを追っかけてるんでしょう)、心中は穏やかならぬ状況のはず。フォスター隊長というコブは後に処分するとして、ボクがその心の傷をなおしてあげますよ。グヘヘ。


◆ 9月15日(日)

   3連休で外も晴れているというのに、朝からゲーム。昨日はオープニングが異常に長くて、キャラクターを決めるところまででかなりの時間がかかった。今日からやっとゲーム本編、「トリーシャラブラブ作戦開始」である。

   平日は常にトリーシャと一緒にお仕事。休日もトリーシャ宅へ訪問と多忙な日々だ。しかも、ちゃっかりセリーヌとも会ってラブラブイベントを発生させたりして、ナンパぶりを最大限発揮する毎日である。これでは第三部隊の復興はおろか、即刻部隊の解散を命じられてもおかしくないところなのだが、何故か支持率は上がっている。まあ一般市民から金を巻き上げたり、「自分の直感」で一般市民を捕まえるアルベルトが重要なポストに居るくらいだからねえ。こんな程度(?)で解散させられたら納得がいかないというもの。

   それはさておき、トリーシャとのラブラブイベントを無事にこなしていくうちに1年が過ぎた。そして第三部隊の運命は・・・・・復興!! しかも次期第三部隊の隊長にも選ばれるかもしれないというオマケ付き。でも、この一年の仕事らしい仕事は公安の連中をいぢめたくらいで、あとはかなり失敗しまくってたんですけど? いいのかこれで?


◆ 9月16日(月)

   自警団、謎多き組織である。エンフィールドの市民の安全を守る警察みたいな組織のようだが、公的な機関ではないようでショート財団をスポンサーとして運営しているようだ。町の消防団にスポンサーがついたようなものと思いきや、市民を逮捕し拘束できるといった公的権力も行使できるという。一部公的権力を行使できる町の消防団といったところか?

   2の主人公の所属する第三部隊は市民の苦情処理を行う部署だが、苦情処理するのにちゃっかりと金を取る。まあ「弁当を届ける」「作曲の手伝い」とかもはや自警団のやる仕事とは思えないものばかりで、もはや何でも屋と化している状態では一部有料化してもおかしくはないけど、孤児院からの迷子の捜索までも金をとるのはどうかと思うのだが・・・。いやそれよりも、モンスター退治とか自警団として最優先すべき任務があっても、他の仕事、しかも「盛り上げ役」や「占い」に出かけて何ら咎められることは無いのは何故でしょう?

   人事権にも問題がある。街の治安を守り、公的権力を行使出来ることが出来る人間を、街で出会ってその場のノリで決定しちゃってます。しかもその人選はもう本当にいい加減で、女子供までも部隊に配属しようとしてます。毎週処理し切れない程の依頼が殺到し、時には盗賊団や凶暴なモンスターとも戦うという激務をド素人で固めてどうするんですか? でも3人がかりで二週間たっても全く仕事ができない自称「エリート」の公安や、何でも屋ごときにコテンパンにのされる自警団員という無能極まりない彼らと比べれば、こんな寄せ集め部隊の方でも精鋭部隊に見えるのでしょう。

   一般団員の戦闘力は一般市民以下、指揮系統はグニャグニャ、職権乱用は当たり前。でもこんな組織でも市民の信用を得ているんですよ。なんか納得がいかないぞ!


◆ 9月18日(水)

   北朝鮮、謎多き国である。先日、日本は初めて公式な北との会談が行われた。日本では拉致問題を第一に掲げて会談に望んだが、その結果は「8人死亡」と告げられただけであった。

   この「8人死亡」は王大人の死亡宣告(by 男塾)くらい信用ならないものは感じるけど、あのお国がら本当に死亡していてもおかしくない。どちらにせよ、この世から存在を消されてしまったのだから親族の方々は深い悲しみに覆われていることだろう。一刻も早く事実の究明を望みたいところであるが、真相は永遠に闇の中へ葬り去られる可能性は高い。

   アメリカに「axis of evil」の一つとされた北朝鮮。あんたらがソ連とケンカしてた結果、北朝鮮があんな国になったんだと言いたいが、それ以前に日本が侵略したことが深く関連しているので強く言えないところ。話を戻して、「8人死亡」の報告は「axis of evil」をより深く印象付ける結果となってしまった感がある。このしこりは日本の侵略の恨みつらみと絡みあって、より2国間の国交の回復を容易せざらぬものとするだろう。過去の遺恨を清算する日は遥か遠い・・・


◆ 9月20日(金)

   悠久2も今日で3rdプレイ。2ndプレイは由羅、イヴ、リオでやってたんだけど、あまり面白いところも無かったなあ。今回は病み上がりで女子供なローラ、マイナス1人前医師で超ドジ娘のディアーネ、天然娘で方向音痴のセリーヌ。やる気のカケラも感じられないパーティー編成。こんなメンツを揃えても、誰からも文句の一つも言われない。やっぱり第三部隊って見捨てられてるのかなあ?

   そんな彼女らにやらせている仕事も、ローラに護衛や大工仕事、ディアーネに病人の看護、セリーヌに出前の配達。・・・やる気あんのか!? と依頼人に怒られそうではあるが、どういう訳か仕事の達成率は120%以上。むしろ1stや2ndプレイよりも荒稼ぎしてる気がするぞ。その一方で、おつかい程度の仕事を大失敗してる主人公がいる・・・

   そんなやる気なさそうなメンツよりも仕事の出来ないのが公安の連中である。公安は手っ取り早く言うと、主人公のライバル組織である。公の機関であり、自警団とは違って無料で奉仕してくれる。しかし3人がかりで2週間かけても、おつかいの一つも出来ない無能な奴等である。しかも自分をエリートと勘違いしている上に、他人を平気で差別し、約束は平気で反故し、他人の物を強奪し、他人の行った仕事を自分がやったと詐称して報酬を受け取り、etc.・・・。度し難い素行の数々。もはや人間として許しておけるものではない。しかも公安にはこんな人間がまだまだ居るという! なんとおぞましきことか! ヴァネッサが公安を休職した理由もよぉ〜〜〜〜〜く分かる。

   さて今回はメインシナリオをちっとはまともにこなしたので、第三部隊存続決定後に、少し話が追加された。それによると、自警団が解散するか、それとも公安が解散するかという話が評議会で話し合われるらしい。どっちも解散させた方が街にとっていいことなんだけどなあ。とにかく話し合いが終了し、結果として公安が自警団に併合されることとなった。併合・・・・・って、あのクズどもが自警団に来るんですか!? あんな奴等入れたら益々揉め事のタネが増えるじゃないか! 百害あって一理なし! 評議会も一体何を考えているんだっ!!


◆ 9月21日(土)

   私が岡崎に引っ越してからもう1年が過ぎようとしている。去年は唐突に岡崎行きが決定したなあ。初めに岡崎行きの話が出たのはさらに2年前に遡っての4月。自分もよく分からないうちに3年間岡崎へ行く話となり、さらによく分からないうちに1年間半その話が保留になった。もう岡崎行きは無くなったんだろうと思っていたら行くことになった。世の中不思議なことだらけだ。

   1年間経って、まさか殆んど研究が進んでないなんて思いもしなかったけど、米沢にいたって進まないんだから、結果たまたま一緒になっただけである。このまま研究も進まずにドロップアウトしてしまう可能性も見え始めたけど、それもまた一興。人生長い暇つぶしなんだから、それくらいあった方が面白いでしょう。


◆ 9月22日(日)

   悠久2の4thプレイ。アルベルト、ヴァネッサ、トリーシャを選択して、これで10人全員一通りは使ったことになる。今回はヴァネッサを狙ってみましょう。彼女は今はかの公安を休職中。1人で一週間以内に1つの仕事をこなす彼女は、3人集まっても半人前の公安の中ではスーパーエース級の働きである。そんな彼女を1年間の休職期間中とはいえライバルの自衛団に引き抜かれたんだから、公安としてはかなり痛手のはず・・・なのだが、1年間なしのつぶて。いいのかそれで?

   そんな彼女も実戦経験は乏かったらしい。公安のメンバー自体が学歴主義で実績の無い素人同然の集団だとか(それ以前の問題の気もするが・・・)。そしてついにローラを救出する際にオーガ相手に手足が竦んで動けなくなるという失態を犯す。あれっ? でも闘技場やスゴロクバトルでモンスター相手に圧勝していたような・・・。しかも直後のトリーシャのイベントでもオーガが出てきた時には、余裕の態度を示していたんですけれど?? どうしちゃったんでしょうか?
   しかも任務の後のフォスター隊長の一言も謎に満ちている。「この任務は失敗だ」と隊長に告げたら、「いや私はそう思わない」だって。スゴロクや闘技場で大暴れしていた彼女の姿を見なかったことにしても、今まで大口叩いていた人間がいざ本番で動けないかった、しかも今回はローラの命をも危く落とすところだったのだ。彼女や彼女を任命した主人公は非難されても当然である。それを文句の一つも言わず、逆になだめにかかる隊長に、他団員からも疑惑の声があがる。こんな隊長が自警団の中心人物だなんて・・・。世も末だ。


◆ 9月23日(月)

   ヴァネッサ陥落作戦2日目。今日もまた彼女と一緒に仕事をして、休日には彼女のいる場所をうろつく日々を送る。そんな折、「誰かに見られている気がする」と言われる。そ、それって、ボクのことでしょうか? と思ったけど、どうやら違う人物らしい。そうだ私はいままでコソコソと見ていた覚えは無い。常に堂々とストーキングしている! そんな卑劣な変態野郎は、即刻彼女の前から追い払うべきだっ!

   こうして彼女の部屋へ入り込む大義名分を得、すぐさま彼女の部屋へ行く。今回はアルベルトとかいう奴もいるけれど、部屋の中を見ることができたのだから良しとしよう。と、その時、窓から変体野郎が進入。奴も私へ対抗意識を燃やしたのかどうか知らないけど、窓から入るなんて何と行儀の悪い奴! しかも「彼女は俺に気があるんだ」とか言ってやがる。おのれ! こちらからもガツンと一言、「俺の彼女に何をする!」。

   ・・・困惑する彼女。もはや同レベルの戦いに呆れ顔であった。


◆ 9月24日(火)

   ヴァネッサ陥落作戦3日目。昨日の時点で、ED寸前でセーブして終了していたので、今日はEDを見るだけ。ヴァネッサが公安から「解雇通知」を下される。これで彼女も晴れて公安から足を洗うことができた訳である。朱に交われば赤くなる。あんな所に居たら馬鹿が伝染ってしまう。・・・でも馬鹿さ加減で言ったら自警団も一緒か? しかし、一応は人様のお役に立っているし、公安とは比較にならない程まともである。まあ、アレと比べたらどんな奴だってまともに見えてしまうが。


◆ 9月26日(木)

   これより悠久2のデータボックス補間計画・・・の前に悠久1をおさらい。1のデータボックスがスカスカなのに2を埋めるのも変だなあと思った訳である。とはいえ今や攻略本も攻略サイトも見つからない状態で全て埋めるのは至難。とりあえずそこそこ埋める程度はやっておこうというところである。それでプロフィールの埋まっていないメンバー、アレフ、ピート、エルを選択。本当はエルよりクリスの方がプロフィールがスカスカなんだけど、野郎3人のむさいパーティーというのも嫌だったのでエルを入れることにした。

   こんなメンツにも踊りの依頼が来るんだよなあ。依頼者はエルの踊りが見たかったのかも知れないが、その依頼にアレフ(♂)を投入。だが、その仕事の内容はなんと「チアガール」だった!
   でも達成率150%で任務完了するアレフ君。やるな。そして、その後のレベルアップでは「男が上がったぜ」と言い放つ・・・。

   アレフクン、キミは一体何をしていたんですか?


◆ 9月28日(土)

   研究所が停電だという。大腸菌相手なら停電だろうと関係なく実験できそうな気もあるけれど、実は殆んどの実験が出来なくなってしまうんだな。まず37℃で温めるインキュベーター、ウォーターバスが使えない。つまり前の日から大腸菌を培養しておく実験系が出来ない。オートクレーブも出来ないのでプレート作りも出来ない。他にはPCRも出来ないし、DNAの電気泳動なんてもっての外。制限酵素でDNAを切ることすら出来ない。何より入口の電子ロックが停電で閉じたままなので、中に入ることすら出来ないんだけどね。という訳で、今日はとてもヒマになってしまった。

   午前中は掃除・洗濯・買出し・炊事とやってたけど、午後は何もすることが無い。しかも外は雨模様。何処かへ出かけるのも億劫だ。ゲームでもしている他無くなってしまった。悠久2の続きもいいけど、今日は何となくワールドアドバンスド大戦略をやることにした。
   このゲームはサターンの初期に出たもので、第二次大戦を舞台にして大戦略のシステムを使っている。メガドラ版では敵の考える時間が長すぎる上に、後半戦は超絶難易度で苦しまされた。でもサターン版では敵の思考時間が1分程度まで激減。しかも日本やアメリカのキャンペーンも追加されている。ただドイツキャンペーンのマップが減り兵器種も減ってしまったのが残念。まあ大和や零戦が3DのCGで見れるんだから、その分だけ我慢しておこうというところ。

   今日は日本軍でキャンペーンを開始。初めはノモンハン事件(ハルハ河)から。ちょっと私、この辺の日本軍の状況は不勉強であまり分からないんだけど、たしか関東軍あたりがソ連にちょっかい出したらボコボコにされた事件だったと思う。なんでこんな事件が起こったとかの背景は知らない。でも当時の日本はアジアへ進出することが目的だったから、領地の拡大でも狙っていたのでしょう。砂漠ばかりで何にもない土地だけど・・・。

   で、ゲーム開始。初めは超初心者用のマップ。これは当然大勝利でクリアする。しかし、次のマップがいきなり難易度が高い。ソ連軍司令部の守りが堅く、しかもBT戦車や122mm野砲を毎ターン生産されるので、攻めきろうとすると被害甚大である。でも、ここで引き分けたとしても次が真珠湾なのは変わり無い。よってここは無難に経験値を貯める程度にしておくが吉。

   ・・・とか言いながらも結局、司令部へ攻めこんでしまったよ。我が軍の被害、105mm野砲・近衛兵・補給車×2。戦車が役に立たない日本軍にとって、野砲が攻守の要である(何故か堅いし)。それなのに野砲を失ってしまうとは・・・。リセットするかどうか悩むところである。


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