- 2002年 12月 -


◆ 12月 1日(日)

   ぐふぅ。筋肉痛である。昨日のソフトボールでは守備位置もライトやセンター(とは名ばかりの球拾い)だったからなあ。特にセンターはライト方面に飛ぼうがレフト方面に飛ぼうがカバーに回らなければならず、散々走りまくって膝が笑っている状況。おかげで今日は下半身全域にわたって筋肉痛になっている。立って歩くのが非常に辛い。そんな重症な身であったが、昨日から置いていたプレートを取りに行かなくてはならない。少しくらい動いた方が筋肉痛も和らぐだろう、と自分の心に言い聞かせて研究所までの近くて遠い旅に出る。

   あまりの激痛に顔をしかめながら歩き続ける。時間にして10分ちょっと。いつもと同じ時間で到着しているのに、何kmも歩いて来たような気分である。そんなところで昨日から置いておいたプレートを見ると・・・え、なんで? 生えてこないはずのプレートにcolonyがびっしりと出現してる。あまりのショックに放心状態となる。

   その原因は何となく分かったけど、結局失敗してることには変わりないんだよなあ。今日は日曜だし、こんな日はいっそのこと帰ってしまって、明日にスッキリした状態でやり直ししたいところだけど・・・この筋肉痛の条件下でまた帰えらねばならないんだよなあ。なんかもう帰るのすらダルいよなあ。


◆ 12月 2日(月)

   Last Saturday, Mr. A. went to Okazaki. Mr. A. is New Zealander. He will investigate in our laboratory from December. When he came to East-Okazaki station, he had some bags. All of the bags are very very heavy! I had played softball at daytime. So, I still had tired. However, I was carried the bags to his room. Shit! ...Maybe, one of the cause of muscle pain might carry his bags.

   Now, my teacher said he can speak Japanease. But he always have spoken English. Why? So, I must speak "destroyed" English. He have not understood everything of my talk.... It is strongly shocked for my pure heart.

(意訳?)
   これだから、外人さんの「できる」って当てになんないんだよなあ。彼らが悪い訳ではないんだけど、日本語で「できる」って言ったら相当な実力を持っている意味になるんだけど、英語ではちょっとくらい「可能」なら「できる」って言うんだよなあ。何でこんなことぼやくのかと言うと、我々のラボにニュージーランドよりAさんが来たからだ。先生は「日本語が分かる」と言ってので、せめて簡単な会話くらいは理解出来ると思ってたのに・・・。正直言って全く分からないというレベル。おかげで私は「destroyed」Englishで話す羽目にあった。お互いの意思疎通はほとんど出来ていない状況。土曜日にあれだけ重い荷物運んだというのに、この仕打ちは酷すぎる。今後しばらく我々のラボでは英会話教室の時間となりそうである・・・。


◆ 12月 3日(火)

   I had spoken him in "destroyed" English, too. In our laboratory, all of the stuffs can speak English except for me. So, I am little ahamed.However, if I spoke to him in randomly aligned words (not sentence), he seem to be able to understand my feelings.

   When I have a coffee brake, I asked him.
"Do you like alcohol?"
"Yes, I like it"
This is an only normal talk during today. But, I am little glad.

(意訳?)
   英会話教室2日目。今日は彼に宣戦布告。ちょっとコーヒーを飲んで休憩していた時、彼に酒が好きかどうか聞いてみた。どうやら彼は酒がとっても大好きらしい。しかも体格から見てもとても飲めそうだ。思わずニヤリとしながら、私も酒が好きだ、と取りあえず返事をする。少なくとも酒飲みの間では、このやり取りで次の飲み会で飲み比べの勝負になることを意味する。少なくともこれは世界中の人類共通の感覚に違いない。こうして日本 vs. ニュージーランドの不毛な酒飲みバトルの戦いの火蓋は切って落とされたのである。


◆ 12月 5日(木)

   We held a welcome party for him. In evening, there was a seminar hosted by our laboratory. Among our laboratory stuffs would plan to hold his welcome party after the seminar. I herd the plan on previous day. And they ask me to reserve some seats of bar. I surprised the sudden occurrence. However I accepted it, becouse they are very busy for tomorrow seminar.

   The welcome party started after the seminar. In Okazaki, many bars crowd in Thursday. So, reserved ber crowded too. But it was very first to serve cooking to us, becouse I had ordered some cooking yesterday. When I finished to drink a beer, I ordered "sake". It was pretext to be drunk to him, actually I would drink it. I had drunk almost all of it. Then I also ordered it, and I also drank it. So, in the end of the welcome party, I could not calculate in spite of party organizer. Thus, someone seemed to pay the charge for the party. I seemed to be bad party organizer.

(意訳?)
   たぶん皆様お気づきでしょうが、英文と日本文では違うこと書いてます。意訳? とか書いているけど、意訳すらしてません。訳文をそのまま書いても自分にとっては面白くも何ともないので、全く違う内容で書いているんだな。万が一にも私の適当に書いた英文で英語の勉強でもしようという変人がいるかも知れないので、一応注意書きしておきます。

   しかし今までのたった数行程度の文章書くだけでも何時間もかかったなあ・・・。ただでさえ昼に苦しんでいるというのに、ここでも苦しい思いしてまで書くことも無いよなあ。という訳で、Ujiの日記帳英会話教室は今日で終了。短い間だったけど応援ありがとう!


◆ 12月 7日(土)

   今日から悠久ensemble2開始。最近ゲームの話題を全く書いてなかったけど、2nd Albumはとうの昔にData Boxを全て埋め、ensembleも夜鳴鳥雑貨店買占めたのでensemble2を開始することにしたというところである。ensembleは単なるオマケなんだけど、本編より面白かったりする不思議なゲームである。それなら最初から本編の方に力を注いでくれよ、と思いたいところである。でも本編がキャラクター(& 声優)で売っているようなゲームだからなあ。もはやベクトルの向きが違うので、本腰入れられても面白さとは違う方向へ行きそうだ。きっとシスプリみたいに何か訳の分からん方向へ逝ってしまったゲームになるに違いない・・・。

   そんなボヤキはさておき、ensemble2ではEditモードで思うがままにキャラクターを作成でき、そのキャラを大武闘会にエントリーできるようである。今回、2nd Albumで鍛えたキャラを使って大武闘会に出場させたら・・・エキシビジョンでいきなりミッキー君と当たり(全能力値99!)ボコられた・・・。屈っ、どうやらEditモードで恐ろしく鍛えまくったキャラでなくてはエキシビジョンに勝てぬのかもしれない。

   そうしてEditモードで鬼のような修行を始める。その修行は次第に狂気を帯び始め、最終的にはリオやローラといったお子様達を容赦なく叩きのめす極悪非道なものとなる。やはり女子供や師匠を手にかける程の非情さがなければ1%の勝機すらありえぬ! こうして出来上がったキャラクター、アルベルト君は大武闘会で審判までも倒してしまう程に暴れまくって、エキシビジョンに勝利したのである。

   ・・・気が付けば1日中熱中して修行していた。思わずこれだけの時間やってしまうんだから結構面白いゲームであったんだけど・・・やっぱり、本編じゃないんだよなあ、これ。


◆ 12月10日(火)

   11日から開催される某学会へ行くため、昼から横浜へ向けて出発。明日は朝9時から始まる。岡崎〜横浜間は朝一の電車に乗っても朝の9時には到着しないため、前の日から出発することにした。いまだほとんど研究の進行していない私は、これには何の発表もしない。しかも現地へ着いてからは自由行動。これは会場がメチャメチャ広くて一度に何個もの会議が行われる為であるが、誰が何処で何をしようとも何のお咎めもない。つまり他人の発表を聞いて知識を得るという名目の上で、夜に横浜の街中を遊び歩くといった旅行気分な学会である。

   だがその気分に水を差す恐るべき罠があった。先週日本に来たばかりのA氏を誰が連れて行くか、という問題が浮上していた。当然ながら口で説明した程度では分かる訳も無い。それで誰が引率していくのに適任かという話だったのだが、どういう経緯か私が引率することになり、しかもホテルの部屋まで一緒になってしまった!! ・・・あの、私、この学会に出るの初めてなんですが? しかも横浜を知っている訳でもないんですけど? ホテルまでどう行ったらいいのかも分からないんですが??

   自分自身がどう行ったら良いのか分からない道のりを、外国人を引き連れ、しかもほとんど喋れない英語で説明しながらの旅。私は東岡崎〜豊橋間の電車に乗っただけで脳味噌が破裂しそうだった。東岡崎から名鉄の特急に乗り(特急・急行に乗らないと豊橋に着かない)、豊橋で乗り換えて新幹線の切符をそこで買った後に(名鉄の駅では新幹線の切符は買えないため)新幹線に乗り、新横浜で横浜線に乗り換え、東神奈川で京浜東北線に乗り換える。これを日本人に説明しても理解できなさそうなのに、今自分が日本のどの辺に住んでいるのかすら分かってない外国人に変な英語で説明しなくてはならない。本当に無謀である。これで何とかホテルに辿り着いたというから、もう奇跡としか言いようが無いよなあ。


◆ 12月11日(水)

   今日から横浜にて某学会が開始される。私は朝早くから起きて受付を済ませる。当然ながらホテルから会場までの経路と、受付についても英語で説明するというオプション付き。まだ会議も始まったばかりだというのに、もう私はヘロヘロである。なんだかここへ話を聞きに来たというより、英会話しに来たみたいである。

   午後、ポスター会場でN先大へ行ったF氏に出会う。1日ぶりに日本語で会話できた瞬間でもあった。彼に最近の身の回りの話を聞いて見たところ、彼も1週間後の国際会議でオーラル(口頭)で発表があるとか。こんなこと言うのも失礼かも知れないが彼の英語力も私と同様、一般人に毛の生えた程度。発表になるのか? といったところである。どうやら彼も英語で苦しんでいるらしい。そこで私は英会話能力向上のためにも、A氏とともに今晩飲み屋で一緒に行こうかと提案。実際のところは、私が英語で話すのに疲れたので会話の一部分でも負担させることで楽しようという魂胆であるが・・・

   夜になり、どこにでもあるような全国チェーン店な飲み屋に入る。メニューは・・・我々の貧弱な英語力では翻訳不可能。というか、「おでん」は「Oden」以外に言いようの無いものだし、軟骨とかもつ煮込みとか翻訳かなり難しいっす! 結局、一食即解、食べれば分かる、ということで押し通す。
   さても人間の脳みそは不思議な構造なり。少々酒が入ると英語も少しはスムーズに話せてしまう。まあ半分F氏に援護してもらっている感はあるが・・・。思っていた以上に話は弾み、A氏も怪しい日本語をたくさん憶えたようである。それとA氏はかなりの「hard drinker」であることが判明。結構な量を飲んでいたのに顔色一つ変えていない。それに比べてF氏ときたら飽和しきっている状態。全く情けない。日本人の恥である。まあそれはともかく、よき強敵(とも)を得た。そんな感触を得た瞬間であった。


◆ 12月14日(土)

   英会話教室 in 横浜も今日で最終日。気が付くと単語を並べる程度の英会話力も、少しは文章っぽい話が出来るようになってきた。いや、それ以上に彼の日本語の会話力の方も上達していて、「ダイジョウブ」とか「カンタン」とか「ムズカシイ」とか適切なところで使用してくる。もしかして私が英語で話せるようになるより早く、彼が日本語を話せるようになる日の方が早いんじゃないだろうか?

   夕方(?)、ちゃっかりラーメン博物館に寄って美味いラーメンをたらふく食ってから岡崎へ帰る。新幹線に乗っている途中、突然見知らぬ女性がメチャメチャ上手な英語でA氏に話しかけてきた。彼女はどうやらイギリスに長い間いたらしく、最近帰ってきたばかりらしい。彼ら2人は何故か意気投合したようで話に夢中。私といえば・・・会話が早すぎて全く入る余地なし。ただ黙って見守る事しかできない。A氏は変な英語を吐き出すチョンマゲ日本人との間で、ここ数日溜まっていたストレスを思いっきり発散させているようにも見えた。

   その彼女は途中で新幹線から降りた。A氏はとても上機嫌そうだ。それから私がまたA氏と話をしたが、最初の2、3言目でいきなり間違いを指摘される。・・・屈っ!!


◆ 12月15日(日)

   中華街で酒を飲んでいた時、ふとエビチリを作ってみようかと思った。それで今日いきなりチャレンジしてみることにした。なお私、エビチリは一度も作った事が無い。でも作り方はそんなに難しくないし、材料だって簡単に手に入る。むしろ今まで一度も作っていなかったのが不思議なくらいである。

   冷凍の安っぽいエビを買うついでに、ケチャップも購入する。帰ってから気づいたのだが、実は先週にケチャップを買ってきていたことをすっかり忘れていた。不覚である。今後調理場に立ちこの2個並んだケチャップを見る度、不覚を感じることだろう。その屈辱は一旦置いといて、さっそく調理に取りかかることにする。まずはニンニク・生姜を炒めた後に冷凍エビを炒める。本当ならエビは油通しするのだが、こんな安っぽい冷凍エビでプリプリ感なんて出るわけもないと思うので適当に炒める。適度に火が通ったら、料理酒・ケチャップ・豆板醤を入れる。最後に刻みネギを入れて軽く熱を通したら完成。本当は水溶き片栗粉も入れるのだが、私の場合トロ味はケチャップと豆板醤入れて出す! こうしてちょっぴり辛口なエビチリの完成。

   さて味の方は・・・・やっぱり冷凍エビじゃあこんなもんか。味の方は普通といったところだが、やっぱりエビがねえ。味や食感がまるで違う。これでもいつもよりはかなり奮発したんだけどなあ。でも高価なエビ買うなんて小市民な私にはとても出来ない行為。今回はこれで我慢しよう。


◆ 12月20日(金)

   久しぶりにゲームを堪能する。ここ数日どういう訳か夜にゲームする時間が無かったんだよなあ。何でだろ? 先週は横浜行ってたこともあり、およそ2週間ぶりである。今やりかけのゲームがRPGだったら、どこへ行ったらいいのか忘れてしまっているところであろう。

   悠久2のEDITモードで、全魔法MP消費0というツチミカド君が誕生。彼はさらに3回行動できる魔法をも会得しており、3回行動→攻撃→攻撃→3回行動… という卑怯臭い攻撃を延々と行うことが出来る最悪最強なキャラクターである。こいつを使って大武闘会を荒しまくって、賞金を荒稼ぎする。

   そのうちエキシビジョンマッチにアレフ君登場。彼もそのインチキ攻撃の餌食となったが、その後アレフ君は大武闘会で使用可能となった。そこで試しにアレフ君を使ってみたら、かなり強い! アルベルトなんかより遥かに強いぞ!? たかが街のナンパ師なのに自警団より遥かに強いだなんて・・・。前回ではメロディやパティもあの強さだったし、ということは自警団って烏合の衆?


◆ 12月21日(土)

   私にとっての早朝、2人の不審人物がやって来る。彼らは富士山に登山したときの面子である。今日からの3連休に名古屋方面へ遊びに来たのである。それにしても到着が早すぎる。聞けば朝3時にK市を出発、高速を使って来たという。それほど急いで来たというのに、着いて早々いきなり爆睡し始める。・・・それなら初めから十分睡眠を取って来た方がよかったんじゃないだろうか?

   さて、昼になって彼らの睡魔も何処かへ消え去ってから、岡崎市の見学。八丁味噌工場と岡崎城を見学しようと言ったら、「嫌だ」と一瞬で返答される。それを否定されたら他に行き場がないんですけど・・・? というか岡崎市の2大名所へ行かないと言い出す観光客って・・・。君達一体何をしに来たのだ?

   何とか岡崎城へは連れて行った後、今度は風呂に入りたいと言い出される。知るかっ! と言ってみたものの、何故か温泉に行くことに決定となる。温泉の場所は知らん、と言ったら、使えん奴、と言い返される。・・・あの、ここ温泉で有名な場所じゃないんですけど? それで岡崎へ住んで1年ちょっとの人間が温泉を知っている方が珍しいと思うんですが? というかキミ達ワガママ言い過ぎだ。


◆ 12月22日(日)

   今日は名古屋方面へ2匹を連れて観光。昨日があんな調子だったので、今日の名古屋観光も揉める揉める。まあ基本的に我々3名が行きたいと思っている場所が根本的に違うので、全く決まりようが無いといったところだ。食事なんて本当に揉め事の種である。そもそも毎日自炊している人間に美味い店の事を聞かないでくれ。飲食店の並んでいる店には連れていけるが、「○○食いてえ」と言われても連れて行けません。毎日外食している人間の感覚で私に聞かないでくれ。

   とりあえず名古屋城は満場一致で決定。しかしその後はどうするか? 私としては大須を見て回るのが普通だろうと思ったので大須でウロウロする。しかしながら名古屋城を見て回って疲れたか、大須観音も見ぬ前に帰ろうと言われる。でもまだ昼の3時。岡崎へ帰るにはまだ早い。さっきから「ひつまぶし」食いてえと語る輩がいたのもあり、ここはその「ひつまぶし」でも食いに行く。

   さて、「ひつまぶし」とは鰻重をご飯ごとかき混ぜた感じの食べ物である。名前は聞いた事があったけど、実物を見たのは今日が初めて。ガイドブックの案内をもとに、その店に向かう。その店は熱田神宮のすぐ南にある。というか熱田神宮の付近にはひつまぶしの店が非常に多かった。だがここは大人しくガイドブックの店に入ることにした。だが、そこへ入ってとんでもない物を見てしまった。料金が高すぎ。一杯で2,300円。一番安い只の鰻重でも1,500円。しまった、と思ったがここで食べることにした。当然私は一番安いやつである。鰻の味は高い分だけの味だったけど・・・これで1,500円は高い。私は鰻の味に関してよく分からないけど、最大限高くても1,200円の味だ。他2人は「名古屋に来た」という付加価値付きなので納得してたけど、私としては納得いかない。くっそー、このどうしようもない怒りを何処へぶつけようか?


◆ 12月23日(月)

   早朝、奴等が帰って行った。とりあえず社交辞令としてここへ文句は書いておいたが、まあそれなりに面白かったかな。3連休何もしないでボーっとするしかなかったところを、奴等の来たおかげで暇は潰せたと言った方が正しいと思うが。しかしながら、今回は名所にもほとんど行かない食べ歩きツアーだったなあ。体重が気になるところである。

   というか今日何でか腰痛い! 昨日歩いていたら徐々に腰が痛み始め、今日の昼くらいから激痛に襲われる。何故だ? いつもなら軽く歩いた後なので、逆に腰痛は消えているくらいなのに・・・。変なもの食べたせいなのか? それともここ数日酒たらふく飲んでいたせいなのか? とにかく、数日後にある研究所の大掃除までには腰痛を何としてでも治さねば!


◆ 12月26日(木)

   腰痛はなんとか治った。治ったと言ってもまだ軽く痛みは残っているが・・・。それでも大掃除に十分耐えうるだけの状態になった。腹筋をかなりやり込んだのが効いたのだろうか? ここ数日の酒浸りな日々から脱出したのも効いたのかもしれない。とにかく健康っていいねえ。

   大掃除が終わったら、次に大忘年会である。何で忘年会に「大」が付いているのかは不明。今回は以前に飲み屋のくじ引きで当たった名古屋コーチン鍋セット(1万円分)を作ることとなっている。酒も先生が貰ってきたものを持ってきて、ほとんど料金無料な宴会である。その宴会に私は実家から送られてきたもち及びずんだと沼エビを持参する。「ずんだ」は宮城県の人なら誰でも知っているが、枝豆をすり潰して砂糖で味を付けたものである。これをもちにまぶして食べるのである。山形の方ではだだちゃ豆をすり潰して食べるようで、名前も「じんだん」とちょっと違う。

   当然ながら皆さん珍妙な物を見る眼つきである。ずんだは以前に誰かがお土産で持ってきたので知っているものの、沼エビに関しては怪訝そうな面持ちである。やっぱり初めの売れ行きは不評であったけど、食べた感想を聞くと皆さんからは大好評。今回は冷凍した為かエビの食感がイマイチだったけど、まあこれだけ好評を得られて良かった。

   名古屋コーチン鍋も、鶏肉の鍋にしては味が出ていて美味かった。おかげで酒も進みほとんど一人で一升飲んでしまったようだ。すごく酔っているわけだ・・・。もうフラフラしていて危ない。帰り際、電柱にぶつからぬよう気をつけねば。


◆ 12月28日(土)

   早朝、というかまだ夜。朝食を食し米沢に向けて出発。荷物の総重量は約8kg。一升ビン×2ともちがそのほとんどを占める。かなりの重量ではあったが、電車の乗り継ぎも良く、全区間で座席に座ることも出来たので、それほどの苦もなく米沢に到着。

   米沢ではdark-knigntさん、雪見酒さん、keiさん、T氏と合流。米沢組の皆さんはバイトや研究に忙しいようである。そのため部屋の中では米沢以外の人しか居ないという奇妙な状況である。とりあえずお土産の酒でも飲んで皆とだべる。dark-knigntさんは莫大な量のお土産を持って来ていた。ダンボールに梱包して宅急便で送っている程である。つまみには全く困らない程である。さすが社会人。いいちこ(しかも飲みかけ)しか持ってきていない誰かさんとは大違いだ。ねえkeiさん。

   夜も程よく更けた頃、Qubさんが帰ってくる。少しだけ話をしてから、何故か麻雀が開始される。面子はQubさん、dark-knigntさん、keiさんと私。最初の半荘は久々ということもあって、全くカンが冴えない。おかげで序盤からボロボロである。ここはこの半荘は捨てて、カンを取り戻すことにする。この作戦が当たったか、次の半荘は序盤から絶好調。Qubさんとkeiさんから満貫直撃。あとはdark-knigntさんを叩けばもう誰も止められない状況である。その時、dark-knigntがリーチ。この場面で一発目にも関わらず五筒強打で追っかけリーチ。私の手は跳満手、dark-knigntさんは精々3900くらいの手であろう。こうなるとあとは7:3くらいの確率で私が勝つところである。しかしここで思わぬ伏兵がいたのである。keiさんが現物牌が無くなったらしい。そこで私には安牌となる牌のみを捨てて、数順後ににdark-knigntさんに放銃してしまったのだ! まあ、確かにトップ者を独走させぬ手として正しい判断であるが・・・。というか次のツモで私があがってるじゃないですか!!
   その後、勝つはずの手を潰された私はツキに見放され、トップから引きずり下ろされてしまう。・・・全く、今日はkei氏にしてやられた一日である。


◆ 12月29日(日)

   T氏を送りに雪見酒さんと山形へ向かう。私は途中で運転を代わる訳でもなく、昼メシを食うついでに付いてきたという感じだ。久しぶりに山形へ来たからには、山形の名産でも食べてみたいところである。そこで板そばを食べようとしたところ、米沢で知っている店ではまだ店も開いてなかった。開店まで待つのもイヤなので、山形のそば屋に行くことにする。

   ・・・はて? 山形のそば屋に向かったはずが、いつの間にか高畠でワインを飲んでいるではないか! 時間が余っていると誰かが言い出したところ、どこかの飲ん兵衛がワイン飲みに行こうなどと言い出したためだ。高畠にはワイン工場があり、そこで試飲も出来る。タダなのをいいことにその飲兵衛はワインを飲みまくり。・・・どれだけ飲んだかは皆の想像に任せるとしましょう。暫くして飲兵衛も迎え酒程度に飲んだと満足気味なようである。とりあえず、寄り道して遅れてしまった分はワインでも買って皆の機嫌でも取ることとしよう。


◆ 12月30日(月)

   昨日の猛吹雪の為に行くこと叶わなかった温泉に行く。やっぱり腰痛には温泉が効く。冷える日は腰にくるからねえ。全身の血の巡りも良くなり、コリも二日酔いも無くなり気分爽快! 温泉の後も昨日食すこと叶わなかった板そばを食す。とは言え昨日は普通のそばなら食べていたんだけどね。何となく板そば食わなきゃ気が済まなかったので、強引にも板そばを食いに行った。

   今晩はまったり.comさんと北郎。さんと会う予定である。食べると酔ってしまう料理酒入れすぎいも煮を食べながら待つ。彼らと会うのは本当に久しぶりだ。北郎。さんが檄ヤセしてたのには驚いた。噂には聞いていたけど、昔見た時はまだ体重3桁切ったばかりだったのに、今や私とほとんど同じ体重である。これだけ痩せれば酒も弱くなっているに・・・・と思ったけど、今日はバトルするわけにはいかない。私は明日早く帰らなくてはならないし、北郎。さんも忙しいし、何より私がフライングして飲みまくっていたためだ。それに皆の近況状況の方が聞きたかったし。

   ・・・とか言って、気が付くと5時まで熱く語っていたようである。やばい。酒も結構回ってる。・・・明日、というか今日だけど、早く起きれるだろうか?


◆ 12月31日(火)

   案の定、起きれなかった・・・。それでも10時半には起きたのだから早い方だと言えよう。・・・というか、5時から寝ないでそのまま米沢駅まで歩いて行った方が良かったのでは? まあ、細かいことは気にしないことにしよう。

   実家では親父がギックリ腰だと連絡を受けている。どうせ、いつもながらの大ゲサに言ってみて、急いで帰らせようという魂胆だろう。実際見てみたら、元気に動いているに違いない。まあ、でも一応は早く帰ってくるフリでも見せないと。という訳でブルジョワ気分で新幹線に乗って帰宅。実家に帰って親父を見てみると・・・本当にギックリ腰だった。まさか本当だったとは驚いた。というか、いつもながら既に酒飲んでいるけど、酒飲まずにさっさと病院行けよ!

   帰って早々、休みも取らず正月の飾り付けをする。ところで何時も思うのだが、年々飾りの数が増えている気がするのだが・・・? この飾り付けを毎年してるのは誰だと思っているのだ? しかも親父は酔っぱらってて、何処へ何を飾ればいいのか理解不能。そこへ祖母がやってきて、やはり意味不明な指示を出し始める。そうしているうち、親父と祖母の全く言葉が噛み合ってないケンカが始まる。毎年の恒例行事であるが、こうして私もまた愉快な年末を過ごすのであった。


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